方のお酒は温めておいしくなるお酒がほとんどですが、冷えていてもおいしく飲めるお酒が少しございます。 これは2017年、ですから7年前に仕入れた日置桜の「青冴え」という日本酒です。「青冴え」とは新酒の時の青みがかった淡黄色を表す言葉であり、若い酒はこれをもって最上とする、と蔵元から聞きました。 この日置桜「青冴え」の特徴は、しっかり切れた飲み疲れのしにくい糖と、苦渋のバランスです。
そもそも日本酒には苦みと渋みがあるもので、程よい苦みと渋みが後味を引き締め食を誘います。 発売当時は「こんなお酒はめったにない」と50本近く仕入れましたが、いよいよ最後の1本となってしまいました。ぜひほかの日本酒にはない奥行きのある味わいをご賞味ください。